2021.6 Oギャラリーeyes（大阪）の嘘をテーマにしたグループ展「アナタと私のねじれた世界」に出品した作品

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自分がほとんど無意識に口走っていた嘘の言葉のかたちの輪郭を描き、その外側をマスキングしてから、パネル全体に嘘をついた時の心の中を描いた。マスキングを剥がした時にどんな作品になっているのかは、剥がすまでわからなかった。画面上に現れたかたちは、まだ何にも定まりきらずに豊かさを秘めた心の中とは不調和に切り出され、それを見た人がどんな風に受け取るのかを窺いながら何とかかたちを保とうとしている様に感じられた。その様子は、嘘や嘘をついている自分に重なるのかもしれない。