
2024.6.4-23
広がりの灯し
川口洋子・上坂秀明・寳田海奈・武田紗也加・深川未貴・前田真喜
この展覧会では、6人が各々の “作る動機”を制作の手順として書き起こしたものを交換しあい、それらをもとに作った作品を、普段の作品と一緒に展示します。誰かの心と体が動くきっかけを知ることは、次の一歩を照らす灯しの様です。それは会場となるこの場所から、かって移民として未知の場所へと踏み出した方達の広い海を渡る一歩に通じるでしょうか。
船旅に備える為に船と似せた構造のこの場所が、共に未知の広がりの中へと進んでいく場となれば、そして見て下さった方の灯しを見つけるきっかけとなればと思います。


海(メリケンパーク)
21.0×29.7cm
紙にジェルメディウム、色鉛筆、鉛筆
2024




風
145.5×145.5cm
木枠に麻布、下地材、メディウム、油絵具、ダンマルガム、蜜蝋
2024






おじいちゃん家の庭にあった植物 ※寳田さんの指示書
21.5×29×5cm
植木鉢に土、水
2024




ふねの中と外のためのスケッチドローイング
29.7×21cm
紙に鉛筆
2024





ふねの中と外 ※深川さんの指示書
93×63.5cm
ちぎったドローイングにアクリル絵具、色鉛筆、鉛筆
2024






足の記憶
65.2×53cm
絵に折り紙、のりボンド、両面テープ
2024




ふきのせ
27.3×16cm
パネルに胡粉入りジェッソ、アブソルバン、アクリル絵具、水彩絵具、色鉛筆、鉛筆、ルイボスティー
2024












かたち
6.9×11.9cm
アクリル板に油絵具、水槽、水
2024
元町駅からこの場所に向かって坂道を登る間にいつも目にとまる気になる場所がいくつかありました。
メリケンパークから見える海を描いたあと、その内のひとつの木のおもちゃ屋さんに入ってみました。そこには、とても繊細に丁寧に作られたおもちゃがたくさん並んでいました。その中に、上部にプロペラがついていて風が吹いてくると物語の場面を表した人形や動物たちの乗る台座が静かにまわる小さなおもちゃがあり、その様子が心に残りました。
風が吹くと動く。私のところにも吹いてくる。それは灯しと似ているように思えました。
深川さんと寳田さんの指示書から作品を作ることで、新しい発見や感触を知ると同時に自分や世界の中にあった忘れていた部分が灯された様でした。

この展覧会では、6人が各々の “作る動機”を制作の手順として書き起こした「指示書」をランダムに交換しあい、それらをもとに作った作品を、一人2作品ずつ普段の作品と一緒に展示しました。
上記作品ではタイトル横に ※ がついているもの





ワークショップ
点を灯す
6人の作家それぞれの制作過程を照らすポイントを体験できる、6つの小さなワークショップを開催した。




